今回も、パクリのお話し。
ビジネスの世界では、
パクリは原則自由です(^_^)b
なので、パクられたからと言って、
その商品を強制的に
排除することはできません。
感情的にイラッとするのは
ごもっともなのですが、
手立てがないのなら、
何もできませんね(ToT)
なので、パクリに対して、
あらかじめ設計しておいた方が良いですな。
中小製造業は、
この対パクリ対策の意識がかなり弱い気がします(@_@)
パクられたからどうするという後付けの対策ではなく、
パクられる前に設計しておく
といった意識が重要なんですね(^_^)
対パクリ対策としては、
いろいろ分類できるのですが、
今回は、以下の3つに分けてみよう。
(1)パクリを不可能にする作戦
(2)パクられたときに強制排除する作戦
(3)パクられても撤退に導く作戦
まずは、(1)パクリを不可能にする作戦だ。
パクリを不可能にする、というのは、
他社が物理的に再現できないようにする、
という意味合いのものだ(*_*)
あらかじめ言っておくと、
この作戦は、かなりレアケースだと認識しておいた方が良い。
だって、ビジネスの世界では、
パクることは原則自由ですからね(^_^;
ただ、この作戦を取ることができた場合、
パクリ防止効果としては、
非常に大きくなりますな。
つまり、この作戦は、構築できれば、
かなり強力に働くってことです(°0°)
パクリを不可能にする作戦としては、
以下のものがあり得ますな。
●川上の独占
●ノウハウの秘密
考えてみると、
他社による物理的な再現不能という手立ては、
これら2つくらいしかないんじゃないか?
まずは、「川上の独占」。
原材料や特定の部品・製品を、
独占的に確保することですな(^_^)
これら原材料を他社が
手に入れることができないように設計する。
こうすれば、他社は、物理的な再現が不可能になりますな。
ここでは、契約や人間関係が重要になりますな(^O^)
それから、「ノウハウの秘密」。
匠の技や、外から分かり得ない製造方法などですね。
匠の技の場合、
その技を持つ人がいないと、
物理的な再現が不可能になりますよね。
このような技を守るのはとても重要ですな(^_^)b
また、外から分かり得ない製造方法というのは、
モノだけを見ても製造方法がよく分からないようなケースだ。
コーラの作り方や、ケンタッキーのスパイスの配合などは、
ごく一部の人しか分からないように、
徹底的に管理されてます(゜◇゜)
それから、製造中の温度・湿度・時間の管理など、
これらも外から非常に分かり難いですね(=_=)
このような、情報の管理というのは、
特に、オリジナル製品の開発をしている中小製造業にとっては、
優先度トリプルAだと思って、
再度認識を改めた方が良いです(`´)
たまに、加工方法などを、
得意げに嬉しそうにお話しされる技術屋社長と
お話しをすることがあります。
これからの中小製造業は、
ノウハウの秘密管理について、
もっと意識を上げるべきですな(^_^)b
だって、パクリを不可能にする作戦って、
本当に手立てが少ないし、
それだけに、構築できたらかなり価値がありますからね。
続きは、また今度。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・パクりを不可能にする作戦を実行しよう!
・物理的に再現不能にできたら強力!
・ノウハウの秘密意識レベルを上げよう!
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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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