こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、前回、中小製造業の独自化について
お話ししました(^0^)
今回は、独自化Part3のお話し。
前回、マネ防止の概念として、
以下の3つを紹介しましたね。
①法律上のカベ
②物理上のカベ
③事実上のカベ
今回は、③事実上のカベです。
事実上のカベというのは、
他者がマネしたくても、コストや時間がかかるので、
マネできないとか、
他者がマネしても儲からない、
ような場合ですね(@_@)
例えば、独自の販路や仕入れルートの確保とか
ブランドやノウハウとか、
そんな、目に見えにくい資産ですな(=_=)
先日、テレビでイカセンターのことをやってました。
透き通った新鮮なイカを提供していて
結構人気店になってます( ̄∇ ̄)
わたしも、数回行ったことありますが、
皿の上でイカの色が変わったり、
口の中で吸盤で吸い付かれる感じは、
なかなか他では味わえないですな!(^^)!
このイカセンター。
毎朝、漁港から自社が直送しています。
しかも、イカを生きたまま運搬するため、
温度管理可能な巨大な水槽を設置した
自社開発のトラックを保有しています(゜◇゜)
そして、各店の生け簀に放し、
注文があってから、生け簀からイカを取ってさばきます。
鮮度に対する徹底的なこだわりを感じますな(*^▽^*)
さすがに、ここまでされると、
他社はなかなかマネできませんね。
毎朝、漁港から運んだり、
自社トラックで直送したり、
鮮度保持のノウハウを蓄積したりなど、
他社がマネするには、コストや時間がかかります(^.^)
なので、似たような店がなかなか現れません。
なので、売上・利益も得られ、
さらに、鮮度保持のために再投資されていきます。
こうなると、他社は参入できませんね(^_^)v
その他にも、長年蓄積された教育システムを持つKUMONや、
網の目のような個人配送網を有するクロネコヤマトなど、
今から他社がマネするのは、相当難しいはず(^o^)
このように、ある企業の商品やサービスだけを外観から見て、
パクリ商品やサービスを他社が提供できても、
実際には、その他社は、
利益を得られず事業を続けることは困難でしょう。
このようなカベが、事実上のカベですな(^_^)b
事実上のカベというのは、
差異化から始まります。
小さな差異を蓄積していく。
時間を掛けてでも、少しずつ少しずつ。
でも、気が付いてみると、
大きなカベになっていたりする\(^_^)/
これからは、事実上のカベが、重要になってくると思います。
知財権のような法律上のカベは、抜けがあるので、
それだけでは、独自化を築き続けるのは難しい。
なので、マネされないような事業を作るのであれば、
いろんなカベ、特に事実上のカベを組み合わせていきたいですな。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・事実上のカベを築こう!
・事実上のカベを築くには、差異化!
・事実上のカベを組み合わせよう!
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それでは、また次回( ^o^)ノ
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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