こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。
さて、前回、知的資産経営報告書のメリットについて
お話ししました(^0^)
今回も、知的資産経営報告書の
メリットのお話しです(^Д^)
さて、ここでは、知的資産経営のメリットではなく、
知的資産経営報告書を作成することのメリットを
挙げましょうということでした(^O^)
前回の通り、メリットはこんな感じでしたね。
●自社の強みを明確に知ることができ、経営者のやる気度がアップする。
●自社の強みを明確に知ることができ、スタッフのやる気度がアップする。
●その結果、事業承継などもやりやすくなる。
そして、今日はこれ。
●資金調達に使えるかも?しれない
知的資産経営報告書を作成することにより、
金融機関などからの資金調達に使えるのか、
というお話しです(^-^)
今の安倍政権は、
日本経済復興のための柱の一つとして、
中小企業の支援を明確に打ち出してますね。
こんな感じ。
http://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2015/pdf/05.pdf
開廃業率を10%台に上げ、
黒字企業を70万社から
140万社に増やすそうです(゜◇゜)
と言っても、国税庁の統計では、
平成24年度の赤字企業の割合は、
約70.8%です(T^T)
平成24年度時の母数を同じにするとして、
黒字企業が140万社になるということは、
赤字企業の割合が、約45%となります。
つまり、赤字企業の割合を
70.8%→45%
に減らすということですな(・o・)
そのためにも、中小企業の事業再生や
資金繰り支援にも力を入れていきます。
要するに、
中小企業をマジでサポートしていかなアカン、
っていう大きな流れがあるんですねp(^_^)q
そのため、金融庁は、
融資する際には、
いままでのような
財務的な評価だけでなく、
中小企業の技術や成長性なども考慮しなさいよ、
と各金融機関に指導しています(`´)
具体的に、「知的資産経営報告書の活用」
という文言が、
金融庁の資料に載ってますからね~。
さらに、経産省や特許庁も、そのような流れを受けて、
「知財に着目した融資の促進」っていうのを
目標に掲げてますな(^○^)
http://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2015/pdf/06_1.pdf
この「知財に着目した融資の促進」の一環として、
経産省や特許庁も、
「知的資産経営報告書」の作成を
押し進めてるんですね。
しか~しである。
実際の金融機関は、
まだまだそんなに暖まってはいないようですな(^0^;)
例えば、平成25年4月の経産省の資料によると、
融資の際に重視する非財務情報の項目として、
知的財産や技術などは、0%になってますな。
従業員や事業内容なども0%です。
http://www.meti.go.jp/policy/intellectual_assets/pdf/chiikikinnyukikan20130418.pdf
つまり、それら非財務情報を
ほとんど重視していない、
ってことですね(^_^;
ただし、少しずつではありますが、
金融機関が、知的資産経営報告書の作成支援などを
行うようにはなってきているようですよ。
まあ、金融庁からの指導があるからやむを得ず、
という側面もあるのかもしれません(ーー;)
結局、金融機関に納得してもらうためには、
知的資産経営報告書だけではダメでしょう。
やはり、数値計画と、
この数値計画に裏付けられた
知的資産経営方針
の2本柱が必要でしょうね。
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●●今回のネオフライト奥義●●
・中小企業支援は、日本経済再興には必須です!
・現状は、知的資産経営報告書だけでは資金調達は難しい!
・しっかりと数値計画に裏付けよう!
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数値計画と、知的資産経営方針を
セットにすると、
結局は、経営計画とか経営改善計画と
そんなに変わらなくなってきますな。
ただし、今後は、知的資産経営の部分を
強く意識するだけでも、
経営改善計画の質が上がるかもしれませんね。
それでは、また次回( ^o^)ノ
ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔
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「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ