第147回:顧客ニーズ型の製品開発とは?

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

最近は、大手企業の製品開発の流れが、
少し変わり始めているようですな。

例えば、資生堂や花王などは、
新製品の数を減らしていってますね~(*゜∀゜)

そして、消費者のニーズを充分に反映した
製品を市場に投入して、定番品に育てて
いこうとしています。

新規顧客ばかり追うよりも、リピーターの方が
効率が良いですからね~(*⌒▽⌒*)

あとは、NEC、東芝、パナソニックなども、
研究開発の方向性を、今までとは変えてきています。

世の中のニーズを見据えた研究開発をして
いこうとしていますね~。

まあ、これらを見ると、キーワードは、

「顧客ニーズ」

です。

つまり、世の大企業は、顧客ニーズを反映した
製品の開発に全体としてシフトしています。

ちなみに、こんなデータがあるんです。
新製品コンセプトの特徴と成功率との関係を
示したものです。

その中で、成功率の最も高いものが、
「ニーズ追求型」で、75.9%となってます。

その一方で、一番成功率の低いのが、
「技術優位型」で、9.0%です。

(「製品・ブランド戦略」・・・有斐閣アルマ)

う~ん、「技術優位型」の成功率が、9.0%ですか~。
技術だけを誇っても、ダメなんですね~。
そこにニーズがないとイカンですな(・o・)

中堅・中小製造業は、世の中のこの流れを
意識しておいた方が良いですね。

一般的に、開発者は、自分の中だけで

「こいつは売れる!」

と思っている人が多いです。

でも、多くの場合、売れません。
理由はいろいろありますが、
そもそも顧客ニーズにマッチしていなかったり、
売り方やビジネスモデルを充分工夫して
いなかったりといったところでしょう。

ところで、上記のような「ニーズ追求型」でいく場合、
iphoneのような超満塁ホームランは難しいでしょうが、
少なくとも、まったく手も足もでないような三振率は
下がりますよね~。

特に中小メーカーは、まずはシングルヒットで充分。
小さな成功を積み上げていくことの方が重要です。

そのためには、エンドユーザーにどんどん
近づきましょう。
そして、社長自身が、できるだけ、エンドユーザーの
生の声を聞きましょう。

それだけでも、改善・改良ポイントが
見えてきますよ(@_@)

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

 

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